木工の現場に残る端材をウッドタイルとして活用していきます

木工の現場では、使用される本材から残る沢山の端材が出ます。それらが山になっているのを見ると、いつも「勿体ないなぁ…。」と感じてしまいます。

それらの端材を有効に再利用し、リデザインするという視点での活用方法を色々と考えています。素材としては十分に使えるので、どう活用できるかのアイデア次第です。目の前にあるそれらの端材を余すところなく使えたら…という思いです。

 

工房エイトジー_木材_タイル_端材

 

その一つの方法としては、それらの端材にウッドタイルとしての加工を施し、色々なリデザインのケースで活用していくというアイデアです。ウッドタイルとして、数を作って活用していけば、沢山の端材を無駄なく無限に活用することができます。

治具を元にして、基本となる規格(正方形)の2種類のサイズを用意していきます。

先ずは、端材から、ウッドタイルの原型となるものを形にしていきます。それを、治具に当てがいながら、カンナで微調整していきます。ウッドタイルをカンナで削る音と、治具にあたる時の木の乾いた音が、工房内に心地よく響きます。それらの音を奏でながらの黙々とした作業です。

 

 

加工は、一貫しての手作業で行いますので、それなりの手間が掛かり、数を揃えていくのは大変ですが、端材は、現場に沢山ありますので、リデザインのプロパーの素材として、コツコツとストックをしていきたいと思います。

 

ウッドタイル

 

端材には、色々な木の種類(欅・桂・杉・桜…など)のものがあります。ウッドタイルにすると、それぞれの木々の色合いや風合いが醸し出され、年輪や節目も相俟って(あいまって)、その表情は、一つとして同じものはありません。

端材を活用するからこそ、意図しない表情が幾つも織りなされるので、仕上がったウッドタイルを見ていると、とても楽しく感じます。

 


工房エイトジーの掲げる「リデザイン」の基本は、
リペア(修理・修繕・修復)が難しい対象品の素材を部分的に生かし、
新たなアイテムに作り替えるという考え方です。

愛着のある品が壊れたりしてしまった際などにおける
解決策の一つの選択肢として、ご提案しています。

愛着のある品に関して、何か困っていることなどがありましたら、
お気軽にご相談ください。

あなたの想いや感謝の気持ちに寄り添いながら
リデザインしていきます。

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remember(心に留める) , remind(思い出す) , redesign(新たなデザイン) .

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