工房エイトジーのオリジナル商品として開発を進めている「猫ちゃんぬくぬくボックス(湯たんぽ内蔵式)」の試作品の1号が、昨年の末に、出来上がりました。寒冷地に住み、猫を飼っている知り合いの方に、現在、モニターとして利用をしてもらっています。今冬の完全商品化には間に合いそうにありませんが、猫ちゃんたちにとって、より良い居場所になるように、妥協することなく、モニターと検証を続けていきます。
サイズはどのくらい?屋根があった方がいいのかな?…などから企画が始まりましたが、猫ちゃんが寛いでいない時には、お部屋の中で、ちょっとした台の代わりになるように、取り外し可能な屋根(蓋)を付けることにしました。側面の角には、猫ちゃんが顔を出せる窓を対角線上に2つ設けて、そこには、顎を載せられるように小さなパーツを設置しました。
実際に、湯たんぽをセットして、時間経過における温度の変化を測る試験を繰り返し行いました。飼い主の留守中や就寝時の使用を想定した12時間経過後の箱内の温度が、23~28度をキープできているので合格ラインです。
仕上げに、全体を、柿渋で塗装・乾燥して、試作品(1号)の完成です。モニターの依頼をしている知人宅へ発送し、年末年始の間、商品のモニターとして使用をしていただいています。
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ボックスに入って寛いでくれるかな?という期待を持ちながら、モニターさんに状況を確認すると、最初だけクンクンしてくれたようですが…それから3〜4日は反応がなかったそうです。〝きなこ〟と〝おもち〟の2匹の兄弟。好奇心旺盛な〝おもち〟だけは、再度クンクンしているそうです。警戒心の強い〝きなこ〟も興味を示してきてはいるようですが…。
2匹なので、寄り添いながら、あまり寒い思いをしていないのかな?それとも、塗装をした柿渋の臭いが、まだ残っていて、気になっているのかな?
モニターさんに聞いてみると、年末年始は忙しかったらしく、実は、ボックスに湯たんぽをセットしていなかったことが判明しました。
モニターさんの現時点での感想)
「木より柔らかい素材が良いのでは?」「屋根(蓋)は、必要ないんじゃないか?」「箱の面積は、もう少し広く、高さは、もう少し低くても良いかな。」「北国の室内は暖房が効いているので、ほとんどの猫は、暖房器具の前に移動する。」「部屋に、テーブルでも棚でもない大きめのサイズの箱があるのは、少々圧迫感がある。」
環境の違う他の猫ちゃんにも試してもらいながら、現時点における検証結果を踏まえて、改善をしていきたいと思います。
昨年の冬に、オーダーメイドを受けた「猫ちゃんぬくぬくあったかボックス」
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