こんにちは。工房エイトジーの〝 西じぃ 〟です。今月から、新企画として、毎月8日は、工房エイトジーの提案する「リデザインする」をテーマに、「西じぃのリデザイン・ファイル」と題して、皆さまの参考になりそうな事例をご紹介していければと考えています。
これらの事例に基づきながら、工房エイトジーの提案する「リデザインする」という考え方を、できるだけ分かりやすく、皆さまにお伝えしていければと思います。
私こと〝 西じぃ 〟(写真とか苦手なので イラストで失礼いたします)は、電機・鉄工・木工など、仕事で、様々な ものづくりに携わってきました。そんな中で培ってきた ものづくりの経験値・技術・知識・知恵・アイデア・ノウハウなどを活かしながら、リデザインの事例紹介に、継続的に取り組んでいければと思います。よろしくお願いいたします。
◆ 西じぃのプロフィール|詳しくは、こちら
(愛着のある品を「捨てない」で「活かして繋ぐ」という理念のもと)
今一度、工房エイトジーの提案している「リデザインする」の基本的な考え方を確認しておきます。
工房エイトジーの掲げる「リデザイン」の基本は、
リペア(修理・修繕・修復)が難しい対象品の素材を部分的に生かし、
新たなアイテムに作り替えるという考え方です。
愛着のある品が壊れたりしてしまった際などにおける
解決策の一つの選択肢として、ご提案しています。
あなたの「その想い」
捨てることなく、生かして繋いでいって欲しい。
愛着のある品には、モノとしての価値以上に、
あなたの想いや感謝の気持ちが満ちています。
リデザインによって、身に着けたり、手元に大切に置いておける
アイテムとして生まれ変わります。
形は変われど、その想いを繋いでいきましょう。
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「リデザインする」は、愛着のある品が、壊れてしまったり、不要になってしまった時に、ご自分のアイデアにより ひと工夫することで、あなただけのオンリーワンのアイテムに生まれ変わります。愛着のある品を、形を変えながら、引き続き、末長く、大切にしていただくことができます。
「西じぃのリデザイン・ファイル」の最初の事例(リデザイン・ファイル_1)としては、電子レンジで温めていて、取り出す時に、電子レンジの角にぶつけて落としてしまい、割れてしまったという白いお碗のリデザインを考えていきたいと思います。少し大きめのお碗ですが、2つの三角様の破片が、ほぼほぼ同じ大きさ、同じ形で、シンメトリーに割れてしまっています。
[対象品]
元型:お碗(食器)
材質・素材:磁器
サイズ:162mm φ × H 95mm
状況:ぶつけて割れてしまう
金継ぎや銀継ぎといったリペアにより、元のお碗として使うという方法もあります。しかし、真っ白な無地のお碗ということもありますし、割れた部分の寸法が長めなので、金継ぎや銀継ぎをしても見栄え的にどうなのかな?という懸念があります。
思い入れはあるものの、それほど高価なものではないということと、ある意味、綺麗にバランス良く割れた?というのも可笑しいですが、その割れ方を逆手にとって、何か面白いリデザインを考えてみようと思います。
本体の方と、欠けた2つの三角様の欠けら…。色々と参考やヒントになりそうなものも探したりしながら、工房のスタッフと打合せを進めていきます。行灯(あんどん)・ランプシェード・金魚やメダカの水槽・観葉植物などの鉢など…、アイデアラッシュをしていきます。
そんな中で、工房内に雑然と置かれている猫の小さな置物がいくつか目に入りました。この猫ちゃんたちを、並べて飾れる和モダンなミニショーケース的なものを作れたら、可愛らしいのではないかということになりました。そこから、イメージを広げて具体化していきます。
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具体化されていくイメージを、スケッチで表してみました。このスケッチを元に、製作の段取りを組み、必要な材料を取り揃え、事前準備を整えていこうと思います。その過程や製作工程においても、イメージは更に広がり、練り込まれていくことでしょう。その製作現場での試行錯誤が、リデザインのエッセンスとなります。
次回の6月の8日には、その製作の工程や試行錯誤の内容、技術的なポイント、現場の雰囲気などをご紹介していきます。
工房エイトジーの掲げる「リデザイン」の基本は、
リペア(修理・修繕・修復)が難しい対象品の素材を部分的に生かし、
新たなアイテムに作り替えるという考え方です。
愛着のある品が壊れたりしてしまった際などにおける
解決策の一つの選択肢として、ご提案しています。
愛着のある品に関して、何か困っていることなどがありましたら、
お気軽にご相談ください。
あなたの想いや感謝の気持ちに寄り添いながら
リデザインしていきます。
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remember(心に留める) , remind(思い出す) , redesign(新たなデザイン) .