アンティーク調の家具(飾り棚)のリペアの事例をご紹介します

お客様の青森県の実家を引き払うにあたって、長年使用していた飾り棚をどうしようかということになったそうです。母親は、廃棄をしようとしていたらしいのですが、祖母の代から使われており、高価な品ではないものの、少なくとも100年は経つ年代物のアンティーク調の家具(飾り棚)なので、引き取ることにしたそうです。

 

飾り棚_到着時

 

但し、ずーっと日の当たらない部屋の片隅に放置されていたらしく、扉は開かないし、埃やらカビやらがこびりついており、かなりひどい状態とのことです。

「それでもリペアして使いたい。」

部屋に置いて、愛猫が寛げるスペースとしても役立てたいとの意向を踏まえて、はるばる青森から工房へと送っていただきました。

まずは、埃やカビ取りをしながら、全体の状況を確認します。

 

飾り棚_上棚

飾り棚_下扉

飾り棚_側板

 

壊れたパーツは新しく作り直し、腐食している部分には共材を埋め込んだりしながら、ガタツキを調整していきます。

 

飾り棚_完成時

 

最終工程の塗装では、アンティーク調を再現できるように色合いを調合(柿渋&塗料)し、仕上げます。

 

飾り棚_猫

 

仕上がりに関して、気に入っていただくことができ、愛猫の「こがねちゃん」も、最初はクンクンと様子見していたそうですが、現在は、我が物顔で占拠しているそうです。

(リペアに要した日数:約2週間)

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