道端で拾ったコロコロとした40mm球くらいの大きさの小石ひとつ。その形状と、大きさの割りに、手にした時のズシッとくる重量感が気に入り、何かにリデザインできないかと、色々と考えてみました。
その形状と大きさと重量感から、ペーパーウエイト兼スマホの傾斜台にしてみようかと思い立ちます。
普段は、机の上でペーパーウエイトとして使います。
仕事中、スマホを操作していると、本体を持っている手・腕・肩がかなり疲れてくるので、そんな時
、楽に操作をしやすいように、机の上のスマホの傾斜台として使用します。
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懸案事項は、鉱石自体に鉄分が含まれていたり磁気を帯びていたりすると、スマホとの相性が良くないということです。
この鉱石自体、大きさの割に重量感があるので(比重が大きい)、鉄分が含まれていたり、磁気を帯びている可能性があるかなと思い、調べてみました。
比重計で測ってみると、3.9 〜 4.1 。石英(せきえい)・雲母(うんも)などが主成分と思われます。
写真には小さくて、なかなか写りにくいのですが、白雲母(しろうんも)の結晶片が反射して、キラキラと光って見えます。
鉄分は含まれておらず、磁気も帯びてなく、磁石の吸着もないようなので、スマートフォンへの悪影響はなさそうです。
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ということで、製作開始です!
元になる鉱石を、上下左右前後の位置を決めて、まずは底面を平らにカットします。
そしてスマホの傾斜台として、机の上で操作をしやすいように、高さと傾斜角を決めて、上面をカットします。
全体に研磨加工を施して、艶を出します。
実際にスマホを置いて操作をしてみると、大きさの割りに重量感があるので、とても安定しています。シリコン系のスマホケースを使っていることもあり、ピッタリとソフトに石の傾斜面にフィットして、ガタついたり、横にスベったりということも全くありません。
タップ・フリック・スワイプなども、しっかりと受けとめてくれる感じで、使い心地は良好です。長いテキスト入力をする場合などには、いい感じです。
工房エイトジーの掲げる「リデザイン」の基本は、
リペア(修理・修繕・修復)が難しい対象品の素材を部分的に生かし、
新たなアイテムに作り替えるという考え方です。
愛着のある品が壊れたりしてしまった際などにおける
解決策の一つの選択肢として、ご提案しています。
愛着のある品に関して、何か困っていることなどがありましたら、
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あなたの想いや感謝の気持ちに寄り添いながら
リデザインしていきます。
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remember(心に留める) , remind(思い出す) , redesign(新たなデザイン) .